拡張性高いWebベースのシンクライアント
LABVANTAGEは、創始より拡張性高いWebベースの多階層アーキテクチャーを採用し、ネットワーク接続可能な様々なWebブラウザ(デバイス端末)からの様々なアクセス権限により利便性高い安全な情報管理環境を提供します。
- ・Webブラウザ(Microsoft Internet Explorer, Google Chrome or Apple Safari)からなる「プレゼンテーション層」
- ・J2EEサーバ(Oracle WebLogic,JBossなど)からなる「アプリケーション層」
- ・データベース・サーバ(Oracle またはMicrosoft SQL Server)からなる「データ管理層」
- ・以上の3階層アーキテクチャを基本に、JasperReportやSAPなど様々なサードパーティーシステムを連携
クライアント(Webブラウザ) |
クライアントに汎用Webブラウザを使用し、導入・管理を簡素化します |
アプリケーション・サーバー |
様々な業務に対応するアプリケーション機能群を提供します |
Webサーバー |
アプリケーション・サーバーの機能を統合しクライアントと接続します |
データベース・サーバー |
ユーザー情報、システム運用情報・属性情報などすべてのデータを蓄積します |
レポート・サーバー (オプション) |
ユーザーが要求する様々な報告形式でデータを可視化します |
高機能統合と拡張性 |
必要な機能を統合し、様々なデータ、インターフェース、業務ルールに対応します |
可用性と冗長性 |
アプリケーション・サーバーのクラスタリングに対応し可用性と冗長性を向上させます |
多言語対応 |
文字コードにUnicodeを採用し多言語に対応します |
LABVANTAGEは、ユーザーの様々な要求に対応できるようにWebサーバー、アプリケーション・サーバー、データベース・サーバーの3層構造を基本としたアーキテクチャで、柔軟に拡張性高い情報管理システムを提供します。
エンド・ユーザー・クライアントとのインターフェースに100%Webベースのシンクライアントを採用してるため、ユーザー要求を柔軟に取り入れ、可用性高く且つ堅牢なシステムを提供します。システム構築においても専用のクライアント・ソフトウェアを必要とするクライアント/サーバー型のシステムに比べて作業が大幅に簡素化されるとともに、様々なアプリケーション・システムとの連携による拡張も容易にします。
1. クライアント(Webブラウザ)
- ・Microsoft Internet Explorer / Apple Safari / Google Chromeに対応。
- ・ユーザーはWebブラウザを立ち上げるだけ。専用のクライアント・アプリケーションは不要。
- ・特別なアドオンソフトやプラグインも不要。
- ・システム構築作業を大幅に簡素化(コスト削減)。
2. アプリケーション・サーバー
- ・Labvantageのメイン処理コンポーネント
- ・Red Hat JBossを使用し高いパフォーマンスと拡張性を提供
- ・負荷分散機能、フォールトトレラント機能、フェール・オーバー機能、ワークフロー管理機能、トランザクション管理機能、プロセス・スケジュール機能、セキュリティ管理機能等を備える。
- ・クラスタリングに対応し、障害時に処理の中断なくサービス提供可能
3. Webサーバー
- ・様々な機能を提供する複数のアプリケーション・サーバーとクライアントを接続
- ・大規模アプリケーションに適したJava EE、Enterprise Java Beans (EJBs)を採用
- ・標準的技術(Java EE)によりブラウザ側の特別プラグインやアプレットが不要
- ・複数のアプリケーション・サーバーと連接し大規模システムにも対応
4. データベース・サーバー
- ・業界をリードするOracle、Microsoft SQL Serverをサポート
- ・「LabVantage Web Page Designer」で生成されるメタデータを含むシステム全体のデータを管理
- ・LabVantageは多くの処理をアプリケーション・サーバーで実行し、データベース・サーバーはデータI/Oを集中的に行うことで、システムのパフォーマンスを高めています。
5. レポート・サーバー (オプション)
- ・データの分析とレポートのためのいくつかのオプションをサポートしています。
- ・アプリケーション・サーバーから実行できる「JasperReports」を提供します。
- ・「SAP Business Objects XI」 をサポートし、レポート・サーバーに接続できます。
6. 高機能統合と拡張性
- ・Labvantageは、データ統合プラットフォーム(フレームワーク)でシステム統合を可能とします。
- ・組織全体の情報システムや関連機器とのデータ連接を可能とします。
- ・他のシステムや関連機器とのインターフェースだけではなく、システムの相互運用性を考慮した統合を配慮します。
7. 可用性と冗長性
- ・多様なソフトウェア・モジュールとデータ統合プラットフォームにより状況の変化に応じたシステム構成や割当てリソースの変更を容易に行えるスケーラビリティを備えています。
- ・アプリケーション・サーバーはクラスタリングにより、負荷分散やユーザー数の増加に応じたパフォーマンスの低下を防ぎ、単一ハードウェアの障害を排除しシステム信頼性を向上させます。
8. 多言語対応
- ・文字コードはUnicode(ユニコード)を採用し、ユーザーインターフェース画面や日付時刻の書式設定など多言語に対応しています。
- ・多言語対応は、複数サイトとのシームレスなデータ交換や研究コラボレーションを容易に実現させます。
- (注1)SAP Business Objects:
独SAP社が開発/販売しているBI(ビジネスインテリジェンス)製品。対話型のガイドに従い簡単にオリジナルの定型レポートや分析を可能とする環境を作成することができる。
- (注2)JasperReports:
米Jaspersoft社が開発/販売しているオープンソースの帳票及びビジネスインテリジェンスソフトウエア。簡便にグラフや帳票を作成することができる海外ではデファクトスタンダードとされているオープンソース帳票ツール。
- (注3)Unicode(ユニコード):
Apple社、IBM社、Microsoft社など米国の情報関連企業が中心となって提唱し、1993年に国際標準化機構(ISO)でISO/IEC 10646の一部(UCS-2)として標準化された文字コード体系。